ビック・ベン(Big Ben)は時計台? 鐘?

  ロンドンのシンボルであるビック・ベン(Big Ben)。ビック・ベン(Big Ben)と聞くと“ロンドンにある時計台”と覚えている人も多いと思います。実際、時計台全体を指してビック・ベン(Big Ben)と呼ばれることが多いです。しかし、実際にはビック・ベン(Big Ben)は、この時計台で最も大きな“鐘”に付けられた愛称だったのです。
  この最も大きな鐘は、実は2代目なんだそうです。なんと、1代目の鐘は時計台が完成する前に修復できないほどのひびが入ってしまったため、1度も鳴らされることがなかったのだそうです。
  現在の2代目の鐘は、重さ13.5t、高さ2.2m、直径2.9mもあります。この鐘が初めて鳴らされたのは1859年7月11日。しかし鳴らし始めてからたった二ヶ月で鐘の舌により再びひびが入ってしまいます。そのため、3年間かけて修繕が行われ、より軽い舌を取り付け、ひびが広がらないようにひびの縁に四角い穴が開けられました。さらに、新しい舌が損傷のあった箇所を叩かないよう鐘の向きは1/8回転されました。これが現在の大時鐘で、ひびが鐘に独特の音色を与えていると言われています。
  毎日正午に奏でられるビック・ベン(Big Ben)の鐘のメロディは、四つの音で奏でられる日本の学校でお馴染みのチャイムのメロディの基になっているんだそうです。正式な曲名はウェストミンスターの鐘といいます。
基本情報
      WEB:http://www.parliament.uk/visiting/visiting-and-tours/ukvisitors/
      備考:時計台内部見物は英国在住者のみ可。

      地図:ビック・ベン <Google Mapで表示>
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