1964年の東京大会では、脊髄損傷による下肢麻痺者のみを対象とし、「ウェイトリフティング」として行われました。その後、脳性麻痺者、下肢切断者、下肢機能障害者などに対象が広げられ、1996年アトランタパラリンピックよりパワーリフティング(Powerlifting)として正式種目になり、2000年シドニーパラリンピックより女子の部が導入されました。
<パワーリフティング(Powerlifting)競技について>
・競技の概要
*ラックからバーベルをはずした状態で静止し、審判の合図とともに胸まで降ろし、再びバー
ベルを押し上げることで1回の試技となります。
*一つの重量に対して3回の試技が認められます。
*障害の種類や程度によるグループ分けはなく、体重別に10階級で競技が行われます。
*試技は、ベンチプレス台上に脚を伸ばし、足部、かかとを付けて行います。
* 障害によっては股関節からくるぶしの間を幅10cm以内のストラップを最大2本使用して固
定することができます。
* 脳性麻痺の場合、曲がっている脚部には、公認のWedge(補助器具)を巻かなければなり
ません。
*ベンチプレス台は、幅61cm(一般的には30cm)のものを使用します。
*義足を装着して試技をすることができます。
・階級
*障がいによる階級分けはなく、重量別に競技を行います。
*切断者の重量算定方法
足部切断 |
―
|
体重に0.5kg加算
|
下腿切断 | 67.50kg以下の選手 | 体重に1kg加算 |
67.51kg以上の選手 | 体重に1.5kg加算 | |
大腿切断 | 67.50kg以下の選手 | 体重に1.5kg加算 |
67.51kg以上の選手 | 体重に2kg加算 | |
股関節離断 | 67.50kg以下の選手 | 体重に2.5kg加算 |
67.51kg以上の選手 | 体重に3kg加算 |
・開催種目
男子 | 女子 | ||
48kg級 | 8月30日 | 40kg級 | 8月30日 |
52kg級 | 8月31日 | 44kg級 | 8月31日 |
56kg級 | 8月31日 | 48kg級 | 9月1日 |
60kg級 | 9月1日 | 52kg級 | 9月1日 |
67.5kg級 | 9月2日 | 56kg級 | 9月2日 |
75kg級 | 9月3日 | 60kg級 | 9月2日 |
82.5kg級 | 9月4日 | 67.5kg級 | 9月3日 |
90kg級 | 9月4日 | 75kg級 | 9月3日 |
100kg級 | 9月5日 | 82.5kg級 | 9月4日 |
100kg超級 | 9月5日 | 82.5kg超級 | 9月5日 |
会場:エクセル展覧会センター(ExCeL)
住所:One Western Gateway, Royal Victoria Dock, London E16 1XL
開催日:8月30日~9月5日
地図:エクセル展覧会センター <Google Mapで表示>
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